認知症の母と俺 11 特別養護老人ホームに移る経緯(2)

認知症の母と俺 11 特別養護老人ホームに移る経緯(2)

事の始まりは2020年の11月だった。
それまではショートステイに母を預けていた。
コロナの影響で母をロングショートステイとして預けていた。
ロングショートにすると月々の支払いは9万円を超す。
この金額は家計にダメージをおう。
貯金を削りながら、どうにかしのいでいたが、それも長続きはしないのは現実的なものだった。
不安が過る。
このままいけばどうなってしまうんだろう?
そればかりを考えていた。
特別養護老人ホーム(特養)には空きが出来次第、入居予約をしていたが、それもいつになるか分からない。
そんな中、特養から連絡が入った。
空きが出来たので入居するかどうか?
私は迷ってしまった。
特養に預ければ月々の支払いは格段に安く済む。
だが、母は長年、ショートステイに預けていたので、環境の変化で調子を崩すのでは、お金の支払いがうまく回るのか・・・
だが、待ってはいられない、早急に特養に入居する事を伝え、特養側も準備を進める事になった。

そういう経緯があったのだが、特養側から準備をするにあたって、今通っている病院の診断書を提出してほしいという。
母は認知症外来と皮膚科に通っていた。
取り合えず病院にその旨を伝える。
認知症外来の方だが、母はここ数か月、細かな検査をしていない。
そのため、診断書を書くにはその検査をしなくてはならないという。
そして、医者の指示で検査をする場合は保険がきくが、飛び込みで検査をする場合は検査料が実費負担になるという事を言い出した。
金額は診断書料が15000円、検査料が3万以上かかるという事。
合わせて4万以上の出費になる。
ただでさえ、家計がひっ迫しているさなか4万円以上の出費は苦しい。
なので特養側に交渉をする。
診断書と検査に必要な金額を伝え、診断書無しでどうにかならないかと。
特養側もその金額に驚いたが、入居するにあたっては、どうしても診断書は必要だと。
私はここで立ち止まっては先に進まないと自身に言い聞かせた。

母はそれとは別に皮膚科にも通院している。
水泡症という病気でもう長年も通っている。
水泡症というのは体に大きな水泡ができる病で、歳をとると体の免疫のバランスが崩れ水泡になるという病気だ。
薬で治療するが、その治療は水泡ができる事を抑えるだけで、そもそもの原因を治すという事ではない。
そしてその治療薬の中には免疫を抑える薬もあり、風邪などもかかりやすくなるという事で、私は気が気ではなかった。
そして皮膚科に特養側で診断書の提出をされたむねを伝えた。
病院側の提案で診断書は料金が高くなるという事で診断書ではなくランクの低い文章を提出しても診断書の代わりにはなるという事を言ってくれた。
そしてその書類が私の手に届く。
出費は数千円で抑える事が出来た。

そして認知症外来の方で検査をする日程を決め、診察をする事になる。
診察は約半日がかりで終わった。
母は足腰は自立で立てず、車いす生活だったので色々な検査をする度に介護が必要になる。
私はドッと疲れてしまった。
そして母も疲れただろうと思った。
そして予想通り、検査と診断書料を合わせ4万以上の出費になる。

私は遠距離介護をしていた。
母の事で事ある度に仕事を休み、そして収入は減る。
そして母の通院やらでどんどん出費がかさむ。
この負の連鎖に対して私は精神面でも肉体的にも疲れ果てる毎日だった。

認知症外来の検査が終わりホッとした矢先にショートステイから連絡が入る。
母の水泡症が悪化し体のいたるところに水泡ができ始めたという。

私は愕然となった。


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続く・・・






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