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写真に乗せて物語を綴ります。時に母の介護や私生活なども綴ります。

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edit-notes16.png 2022.10.17.

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狐小僧 beginning

狐小僧 beginning

指先に針を刺し一滴の赤い雫と痛みを闇の中に垂らした 赤い雫は漆黒に飲み込まれ渦を巻きながら沈んでいった そう、血を流してもそれは闇に飲まれ更に黒が助長されるのだ 眠れない日が続く 一日の睡眠時間は二時間くらいか それが一か月を過ぎようとしている 何故眠れないのか・・・ それは悪夢を見るのが怖いからだ 油断して一度眠りにつき悪夢の中に放り込まれると それは己を恐怖と暴力と快楽に墜としこまれる 黒に染まりゆく自身を俯瞰で見ている その己の顔は快楽に満ちているのだ そして自我を失う 油断するんじゃない・・・ 眠りについたらお終いだ トランキライザーを飲もうが防げない 眠りは恐怖でしかないのだ 朧げな足取りで夜を徘徊する 眠らないようにと だが夜の闇は悪夢の中とそう変わりない事を知る 吹き溜まりには憎悪がたまり ポツンと灯る窓越しからは悲痛な叫びが聞こえ ところどころにあるか細い明りには嫉妬の偶像が蠢く 夜空を見上げた 月明かりは全ての本質を映し出す 自分の掌を月明かりに照らす 血脈が浮き彫りになり薄汚い血が巡っていた 足元を見る 月は心を投影し影を作る その影の中に・・・ 仮面が転がっていた その仮面はあざけ嗤うようにこちらを見ていた その仮面を手に取る 手に取った瞬間、この世の矛盾が体に流れ込んできた 身体が痺れ跪く この世は悍ましい 奇麗事だけではすまされない この俺が・・・ この俺だけが その矛盾を浄化させられるのだ 「さぁ、今宵も・・・」 「全てが白になる世界に近づけるように・・・」 「仮面を被ろう」



狐小僧 beginning







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竹ノ中差出箱

竹ノ中差出箱

我の立っているこの村の名は付喪村(つくもむら)

その村の竹の葉が陽の光を遮る細く入り組んだ細道の末端に我は立っている

我はいつの頃からここに立っているのだろうか

ただ立っているだけの存在なのだ

それでも色々な事を考えたり・・・心もある

・・・心・・・たぶんあると思う

我の存在は・・・その理由は・・・価値は・・・

そんな事も考えたが今はもうどうでもいい

そして我は悟った・・・






ある村人が蝉の鳴き声が木霊する中コソコソとこちらに来る

人目を気にしているようだ

そして我に手紙を手渡した

その内容は・・・





会社の上司が私に嫌がらせをする

憎い・・・会社を辞めれば済む事なのだろうけど・・・

何故か辞められない自分がいる

私はどうしたらいいの・・・あの上司を・・・

その後の文面は途切れていた





雨がシトシトと降る秋の夕刻・・・

笹の葉のトンネルは雨音を増幅させていた

そんなある日・・・

小さな小僧が雨に濡れて我の所に来た

小さな手は雨に濡れ、手紙も同じく・・・

小さな手は震え、その手で我に手紙を手渡した

その内容は・・・




ぼくはお父さんとお母さんに嫌われているんだ

きっとそうだ!!

だって・・・

そこで文面は途切れている

小僧の顔を見ると薄紫のあざが出来ていた





ある雪がしんしんと降る深夜

女子高生が現れた

この日はクリスマスイブと人はいうのか・・・特別な日らしいが馬鹿げたものだ

女子高生はこの寒い中、制服一枚で現れた

そして手紙を私に手渡した

その文面は・・・




あの女が憎い

あの女は私の彼氏を奪い取った

今頃はきっと二人で・・・




そして女子高生はポケットから小さなナイフを取り出し

躊躇なく手首を切った

鮮血が雪の積もった白の世界に鮮やかに舞った





最後の文面に・・・

「呪ってほしい」

と一言・・・





「なんと美しいんだ」

「彼岸花が無垢な雪景色の中に咲き乱れているようだ」





契約は整った

お前の手紙の一言と血の契約と魂の澱み

それが契約の証だ





契約を行う人間は年に数人しかいない

恨みつらみはあるがどこかで人間というものは制約に阻まれる

それが人間というものであり、それが理性というものだ

そして最後の一言が書けない

我から見れば人間という生き物は無駄な時間を過ごしている

だから我のようなものが存在するのだろう

我の名は古くは「だいだらぼっち」と呼ばれている

今では「竹ノ中差出箱」とも呼ばれている





さて・・・男を奪った女にどんな呪いをかけようか・・・

それと手紙には書いていないが移り気な男も・・・


竹ノ中差出箱


我はその事を成し遂げる事が授かりし命であり至福を感じるのだ






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風あざみ

風あざみ



長い時間、過ごしていたここも一週間後に引っ越すことになる

大きな荷作りは終え、部屋の中が殺風景になる

部屋の家具がなくなり音が響く

そんな現実が曖昧な空間で一冊のアルバムが手にとまった

ペラペラとページをめくると一枚の写真に目が留まった





キミを初めて見たのは夏が終わりかけの盆踊り

キミは夏の終わりを見ているかのように静かに舞っていた

舞う姿を見て指先から足先までボクは見惚れてしまい時間が止まるのを感じた

人を好きになるというのはこういう事なんだと幼いながら感じた





時は過ぎ季節は何度繰り返しただろう

キミと毎年、太鼓が夜空に響くこの日この場所でお互いの想いを深めた

胸の高鳴りに合わせ太鼓の音が響いたように感じた

でも「好き」というその言葉は・・・夏の終わりの初秋の風の中に消えていった





それから数年・・・

夏の暑さが涼しさに変わる頃・・・

キミは家庭を持ち、キミの踊りを真似て踊る子の姿を見、笑みを浮かべていた

幸せそうな笑顔だった


風あざみ


翌年・・・

掴みどころのない瞬く星のように、儚い想い出を夜空に散りばめ

窓から聞こえてくる太鼓の音を耳にした

もうあの場所に行くのは辛くなるからだった





その後、月日は流れ

その記憶も想いも薄まっていった

そんな時間が経過し恋人ができ、結婚することになり、今の場所を引っ越すことになった

そんな日、この写真が見つかり

少年時代の遠い記憶と想いが蘇った

写真をしばらく眺め・・・そして心の隅に・・・

あざみのトゲがチクリと刺さった

遠い夏の儚く青い想い出・・・

八月は夢花火












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空蝉 ノ 唄

空蝉 ノ 唄

俺は何の為に生きているんだろう・・・

そう思いながら薄っぺらい羽根を羽ばたかせる

空気が重く感じる

羽に空気が絡みつく

只々、生きているだけ

楽しみなどない

生きがいもない

そう只々、生きているだけなのだ





蝉はなんで鳴くんだろう

単体で蝉の鳴き声を聞いていると雑音に聞こえるが、それが寄り集まると蝉しぐれとなる

不思議なもんだ

蝉は死ぬ間際、なんで腹を空に向けて死に絶えるのだろう

それは己の寿命を呪っているのか・・・





俺はこのくそ暑い中、本能のまま泣き叫ぶ

この地には四季というものがあるらしい

俺は一つの季節しか知らない

その他の季節はどんなものなのか想像する

きっと、もっと過酷な環境なのかもしれない





シャツが汗で体にまとわりつく

蝉の成虫は一週間の命というが、実はもっと長いと何かで聞いた事がある

ただ言えるのは、一時の季節しか知らないという事

それが短命でかわいそうというのが常なのだろうが、俺はそうは思わない





あれが人というものか

なんとも不格好な生き物だ

人というものは幾多の季節を渡り歩くという

その一つの中に俺らが存在する季節が入っている

人というのも俺らがそうであるように土の中の暗闇で育つ時期があるのだろうか

もし、そうなら人という生き物は不憫だと何気に思う





猫がアパートの階段の踊り場で蝉を捕まえ、もて遊んでいる

もう死んだのかと猫は蝉を軽く踏む

そうすると蝉はもだえ苦しむように羽をばたつかせていた

それを横目で見ながら俺は自分の部屋の玄関のドアを閉めた





俺は重い羽根を羽ばたかせながら己の寿命が近いのだと確信した

よろよろと飛んでさ迷い込んだのは今まで見た景色とは全く違う空間だった

その空間は土の中のような圧迫感があり閉鎖的だった

死期の近い俺は仰向けになり空を仰ごうと思った

だが、ここに空はなかった

俺はその閉鎖的な空間の中央で力尽きた





この暑さに蒸れた部屋に入るのが嫌だから窓は開けっぱなしにしている

それでもこの絡みつく暑さは精神的にやられる

境界線も曖昧な玄関を通り過ぎ、部屋に入ると一匹の蝉が仰向けになり死んでいた





空蝉 ノ 唄

その蝉をしばらく眺め・・・

そして蝉を拾い上げベランダに出・・・

その蝉を夕暮れ雲が高くそびえる彼方へと放り投げた






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ル・リュンヌ・メルヴェイユー 2

ル・リュンヌ・メルヴェイユー 2

私はフレンチトーストというものをこの歳になるまで食べた事がなかった

そのフレンチトーストが目の前にある

甘い香りが漂ってくる

老婆の方を見ると意味深な笑みを浮かべていた

美味い!?

なんだろう、この食べ物は?

また老婆の方を見たら老婆は嬉しそうな笑みを浮かべていた

フレンチトーストは濃いめの珈琲とも相性がよかった

「珈琲もフレンチローストだからね」

と老婆がそっけない素振りで言った

珈琲とフレンチトーストを食べ終わりミントの葉が入っている水を飲む

重めのものを食べ終わった後の清涼感が心地いい


ル・リュンヌ・メルヴェイユー6


そして気付いた事がある

各テーブルの端に古いはかりが置かれていた

これも商品でディスプレイされているのか?


ル・リュンヌ・メルヴェイユー7


老婆の方を見ると老婆は西洋煙管を吸い素知らぬ顔をしていた

自分のテーブルのはかりを見てみる

はかりの上にはカゴがのっている

そのカゴの重さが今針がさしている重さなのだろう

しかし、私が座った時の針はもう少し軽い数字をさしていた気がする

それは私の勘違いなのかとも思った


ル・リュンヌ・メルヴェイユー9


私は少し戸惑い老婆の方を向いた

老婆は煙管の煙をはきながら答えた

「あんたは気付いたようだね・・・」

「そのはかりはそこに座った人の心・・・いや、気持ちが計れるのさ」

「軽くても重くても・・・どちらがいいとも限らない」

「その針が示した数字が今のあんたの気持ちの重さということなのさ」

「それをどう受け止めるかはあんた次第なんだよ」

私は老婆のありえない言葉に困惑した

私は最近イライラすることが多かった

その気持ちが今、はかりがさしている重さなのか・・・

それとも昨夜の少しの時間、彼女と逢い気持ちが軽くなった

その重さなのか・・・

いやいや、気持ちが計れるはかり自体おかしい・・・

私は更に困惑したがこの針のさす数字をなぜか私は信じた

そして老婆に目線を移した

老婆は吸い終わった煙管の手入れをしていた

視線を窓に移す

外は長く続いていた雨が止み光がさしていた


ル・リュンヌ・メルヴェイユー8


私はカウンターに行き老婆に食事代を払おうとした

「今日はあたしのおごり」

「次に来た時はきっちりお代をとるからね」

と老婆は言いニコッと笑った





家に帰り辞書を開いた

ル・リュンヌ・メルヴェイユー・・・

Le lune merveilleux・・・

「月」 「不思議」 

単語だけの意味はこうなる・・・

またお店に行ってみようと思った


end






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ル・リュンヌ・メルヴェイユー 1

ル・リュンヌ・メルヴェイユー 1

近頃は秋雨前線が関東に停滞してシトシトと雨が降り続き肌寒さを感じていた

今日は久しぶりの休日だというのに相変わらずの雨、ため息がでた

特に予定もない休日は手持ち無沙汰だ

私はこのアパートに引っ越してきて間もなく土地勘もほとんどない

私は秋雨の降る中アパートの周りに何があるのかを散策する事にした

カメラを持って散策すれば少しは気も紛れるだろう

この街は入り組んだ細道と坂が多い

お寺も多いのだがあまり興味がない

そんな街をブラブラしていたらある看板が目についた

どうやらアンティークショップのようだ

しかし矢印の方を見てもそれらしい店はない

矢印の方向へ進むと平屋の古い小さな家が一軒あった

おそるおそるドアの小窓を覗くとあの看板のアンティークショップだった


ル・リュンヌ・メルヴェイユー1


ドアを開けて店内を見渡すとアンティークな小物が敷き詰められ部屋を覆っていた


ル・リュンヌ・メルヴェイユー4


ル・リュンヌ・メルヴェイユー5


ル・リュンヌ・メルヴェイユー3


その部屋の中には小さなテーブルと椅子のセットが三箇所ありどうやら軽く珈琲やケーキなどが食べられるようだ

変わった趣向だ

奥を覗くと一人の老婆がいた

「いらっしゃい」
「ル・リュンヌ・メルヴェイユーにようこそ」

と老婆が言った

フランス語の様だが意味はわからない

老婆のいでたちを見ると西洋の占い師の様な感じで不思議な雰囲気を持っていた

私は軽く頭を下げ店内の沢山の小物を見てまわった

しばらくし・・・そしてふと気付いた・・・

私はこの部屋にどのくらいいるのだろう・・・

あいにく腕時計とスマホを忘れてしまった

店内にはアンティークな置き時計が置かれているがみんな違う時刻を指している


ル・リュンヌ・メルヴェイユー2


そして老婆の視線を感じ老婆の方を見ると目線が合い老婆はニコッと笑った

「時間が気になるのかい?」

「ここはね、この小物達が過ごした時間が交差しているんだよ」

「だから時間なんて曖昧なものはここでは無意味なんだ」

「見えないものは気にする必要はないよ」

「時間を忘れるという事がこの店の時間なんだ」

「どれ、あんたにはあたしが作る珈琲とフレンチトーストをご馳走してやろう」

「好きな席にお座り」

といい老婆は奥に行った





--つづく--







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カイライ(傀儡)のユメ

カイライ(傀儡)のユメ





人を模した人形達は朧な目つきで行き交う人々を見ていた

顔という個々が個となすものを手に入れる

感情は顔があってこそ作られるもの

それらを手に入れた傀儡達は

いつか命の種が芽吹くと

永遠という言葉さえ霞む時間を夢み続ける


カイライ(傀儡)のユメ1





カイライ(傀儡)のユメ2





カイライ(傀儡)のユメ3





カイライ(傀儡)のユメ4






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shadow man beginning

shadow man beginning

私は人間の闇に寄生し、人間の闇を喰らう

どうすれば効率よく私の食欲を満たしてくれるのか

ただ、それだけなのだ

私は人間が言う「善」でもなく「悪」でもない

もっと純粋な・・・例えるなら「0」に近い存在・・・なのだ




闇を素材とし調理をするわけだが・・・

闇を増幅させ・・・闇は例えるならフランス料理にもなるしジャンクフードにもなる

闇の深さとその質で味が左右される

それをコントロールするわけだ

コントロールというのは火加減に似ている

レアな肉が食べたければ強火で短時間で焼き上げる

そうして人間の闇は私の食欲を満たしてくれる

心の闇とは人間が持ちえる特有の憎悪

遥か古より闇を持つ人間に寄生し闇をコントロールし闇を喰らう

それが私だ




私の誕生は創世記・・・

神は自身の体を模写しアダムとイブを創った

イブは「蛇」にそそのかされ、その果実・・・善悪の知識の木の実を手に取り食べた

そして、その果実をアダムにも分け与えた

果実を食した二人は神に死すべき定めを背負わされ、闇が生れた

二人をそう差し向けたのは私

そう、その時の「蛇」こそが私

私は神でさえ欺く存在

神をも超越した存在




shadow man beginning




人間は私の事をshadow manと呼ぶ




-end-







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shadow man 草薙 碧の事

shadow man 草薙 碧の事

細く入り組んだ、だらだらとした坂道の突き当りに登録有形文化財に指定されている洋館がある

僕はスニーカーの鈍い靴音を鳴らしながら月に一度ここを訪れる

建物の門をくぐった時・・・

二階の窓のレースのカーテンから人影が見えた

僕が来る事を確認したかの様に・・・その影は消えた・・・

僕の視線を感じたのか・・・もしくは僕の幻視だったのか・・・窓のレースのカーテンは風にそよいでいるだけの様にも見えた・・・




完全予約制のここは待ち時間がない

時計が14時を差したと同時に扉が開いた

宮園君いらっしゃいと声がかかった

部屋に入ると独特の匂いが僕を包む

それは香りというにはほど遠いが嫌いな匂いではない

「どう、調子は?」

はい、時々不安が募り頭を抱える時がありますがそれは何とか頓服薬で紛らわせる事ができます

それよりも今一番辛い事は眠った時に悪夢を見る事です

ふと目が覚めると寝汗で服がびっしょりと・・・体が硬直しています

眠る事がとても怖いんです

子供の様で変ですか、草薙先生?




僕は笑われると思った

悪夢が怖いって・・・たぶん理解できないだろうと思っていた

でも先生は真剣な顔をして暫く考え込んでいた

その間、僕はとても不安になった

額から嫌な汗が流れたと同時に先生が口を開いた




「宮園君、少し数十問、質問をします」

「質問から思い付いた事やイメージをそのまま答えて下さい」

「質問内容で気分が悪くなったら言ってくださいね」

僕はどんな質問が投げかけられるのか更に不安が募った

「質問を始めますね」

はい・・・




「桜の花びらが眼球に張り付いた」

先生!?なんて答えればいいんですか??

「思いついたイメージを率直に答えてくれればいいのよ」

はい・・・花びらには・・・細い血管が走っている事に初めて気づいた

「その調子よ」

「お菓子の袋に手を入れたら袋の中で手を握り返された」

生暖かさだけが伝わった

「電球の中に金魚が囚われていた」

電球を凍らせ時を止まらせる

「携帯で電話をしたら自分に繋がった」

デジャブの中のホントの自分

「指先に針を刺したが痛みはなかった」

僕の左手は死んでいるから

「寝ていると一匹の蟻が耳の中に入って来た」

蟻と交信ができる様になった

「泥沼の中にコスモスが一輪咲いていた」

枯葉剤を一滴泥沼に垂らす

「先生は実はただの人形だった」

先生を分解します

「影の中に影を見た」

それが本当の自分

「悪夢の味は」

甘く熟しすぎたザクロ











「先生・・・眩暈が・・・」

顔が真っ青・・・ベットで少し休んで

この薬を飲むと落ち着くから・・・今、水を持ってくるわね




ふと目が覚めたら外は夕暮れだった

慌てて時計を見ると一時間近く寝ていた

夢を見ないで深い眠りにつく事がこんなに気持ちがいいものだと改めて知った

きっと草薙先生が傍にいてくれたから・・・

ふと、さっきの質問の事が頭をよぎった

草薙先生が人形だったら本当は・・・

少し眩暈がした

それからは草薙先生に話し掛けられてもしどろもどろになって言葉が出なくなった

そして草薙精神科病院を後にした




shadow man 草薙 碧の事




質問で催眠状態にして更に薬で深い心の奥をみ見てみた・・・

この子は彼の餌にもってこいの心理状態にある事は分かった・・・

けど彼は寄生していないようね

彼が実在している事に確信を持っているけど、そうたやすくは見つからないわね

彼は幽霊でもないし神でもないし悪魔でもない

もっと純粋で強かな存在

とても、とても興味深い存在

彼に蝕ばられてゆく子を私は高校の時に見ている

蝕ばられてゆく人間はとても美しかった

もう一度、それを見て観察したい

ここに来る患者達は恰好の餌になるのだから

そして彼を私に寄生させ蝕ばられてゆく自分の姿を観察したいのだから

私の心の闇は深くて残酷

きっと彼は気付いてくれるはず・・・

彼・・・shadow manはきっと・・・私に・・・






つづく・・・






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shadow man Jackの事

shadow man Jackの事

Jack~・・・

ねぇ!Jack~ってば!!




うるせぇ!

Jackじゃねぇ!!

マスターと呼べ!!小娘!!




なんか最近のJackはご機嫌斜めなんだよね~

まぁ、そこがまたいいんだけどW

もう40近い私を小娘って本気で怒るんだから

「えっ!!エリーちゃんは40近いの?」

そうよW

「なるほど~、どうりで奥が深いと思った」

そう思うんだったら私にアレ頼んで

「おっと!!そんな時間か~」

「マスター、エリちゃんにアイリッシュコーヒーお願いします」

キミ、よくわかってるじゃない

「エリーちゃんに褒められた~♡」

「でもエリーちゃん、マスターって独特な雰囲気あるよね」

「なんか本当はこんな所に居る人じゃ・・・悪い意味じゃないよ」

そうね・・・Jackはね・・・長年、考古学を学んでいて遺跡の調査やらで各国を飛んでいたらしいわよ

それがね・・・ある時パッタリとその仕事を辞めて今の仕事に就いたらしいわよ

本当は名のある学者さんだったらしいわ

なんでこういう事になったのかは噂でしか知らないけど、お母さんを亡くした事が切っ掛けだったらしいわ




小娘!!少しうるさいぞ!!

これを飲んだらそこの客ととっとと消えな




「ってことはエリーちゃんをお持ち帰りしてもいいって事ですかマスター♡」

私はごめんだけどね!!

私はJackがお持ち帰りしてくれる事を夢見ているの

「マスターはもてるな~」

そういう事、坊や♡

「わかりました、エリーちゃん、まっすぐオウチに帰りますW」

聞き分けのいい子は好きよW




俺は何をやっているんだ

お袋を亡くしてから何年になるのか・・・

この仕事に就いたのも理由がある

奴を見つける為にはこの仕事が向いていると思った

でも、ここに来る客は酒と女を求めている

奴はこんな所に来るような輩には興味がない

奴の好きな食べ物はもっと深い闇を持っている者だ

本人はその闇に気付かない

その闇こそが奴の本当の食料であり美酒なのだ

奴の好む闇はこんな所では見つからない




shadow man Jackの事


奴・・・shadow manは確実にいる

猫がもう息もできない様な獲物をもて遊ぶ様に人をもて遊ぶ

俺は確信をしている

お袋は奴がもて遊んだ獲物だった

お袋は無垢な心を闇に染めた

無垢な心ほど黒に染まりやすい

死期が近付いてきたお袋の影から何かが逃げ去るのを見た

それが奴だ




ある古の遺跡から骨となったミイラを発見した

そのミイラには何か違和感を感じる

もう一度、以前の仕事に戻るしかshadow manの糸口を見つけるのは無理かもな・・・





Jackは最後に自分にアイリッシュコーヒーを淹れ、店をたたんだ






つづく・・・







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shadow man 稲垣 露伴の事

shadow man 稲垣 露伴の事

「稲垣 露伴先生・・・なぜ銀座に来られたんですか?」

「地球物理学者の視点で見ると面白い場所なんですか?」

「それとも稲垣 露伴先生の趣味の一つの都市伝説を探りに来たんですか?」




門脇君、君はなんで私に付きまとうんだ

というか門脇君、私をフルネームで呼ぶのはやめてくれないか

もう君は帰れ

帰って私の与えた課題をせっせとこなせ

今の時点で提出日を一日縮める事にする




「それはないですよ!!露伴先生!!」

「その課題だって滅茶苦茶じゃないですか~」

「私には無理な課題です!!」




だから私なんかに付き合わずその課題を紐解く

それが君に任された使命なんだよ

こんな所に私と居る場合じゃないよ、君




「わかりました・・・じゃあ帰ります」




おっと!!君!!

あのお店のジェラードを買ってきてくれないか

何味かは君が選ぶんだ

私の好みであれば課題の提出期限を二日伸ばしてやろう




「先生買ってきました~!!」

ん~

微妙だから現状のままだな

「そんな~ 本当はストライクゾーンに入っているでしょう」

私のストライクゾーンは針の穴よりも狭い

君はまだまだ甘いな

さあ、君は帰って課題をやりなさい

「分かりました」




このジェラード・・・なんて美味しいんだ!!

今まで食べたアイスの中でベスト5には入るな

でも、この値段ならこれくらいのものは作れて当然

おいしいアイスベスト5からは除外しよう




君~!!壁越しに見ているのはやめろ!!

「先生!!美味しそうにアイス食べてるじゃないですか~!!」




んっ!!・・・

他に何か視線を一瞬感じたが・・・

雑踏の中ではこれ以上は感じ取れないか

方向的にはこっちか




ほほう~!!銀座という街は面白い

対極という事はこういう事なんだな

銀座という場所、人から見れば白の世界

そこにポツンと黒いシミが出来ている

人は大局を見、それが全てだと感じ、この街の全ての物が白だと思い金をこの地に落とす

金を落とす事で己はこの街の白に染まったんだと勘違いをする

大金を叩いて買った物が至高の物だと

本当は金を落とした時点で黒いシミが出来ている事に気付かない

白に限りなく近いが本当はグレーだという事を知らないし知ろうとも思わない

この街の潔癖な下品のなさはそこからくるのだろう





shadow man 稲垣 露伴の事



こんな所にきっと奴はいるんだろうな

都市伝説は伝説に過ぎないが・・・

shadow manは違う

私の妹を・・・詩織を

喰らいつくした

詩織の影から私は違う何者かの影を見た

奴は存在する

無垢の白の心に寄生する

白の世界だからこそ・・・己の存在を維持できる

白が黒に染まる有様を強かなな目で眺め微笑む

そして黒に染まりきらない黒を維持し闇を頬張る

shadow manはすぐ傍にいる






つづく・・・






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月が夜を連れてくる

月が夜を連れてくる

陽の光は物事を成長させる


だが、その行く先は「死」というものに繋がる


成長し希望という夢を持たせ


そして「死」へと誘う





月の光は陽の光をろ過し闇を照らしてくれる


陽の光の様に「希望」は持たせてはくれないが


静かな眠りの中


夢を持たせてくれる


その夢は希望の様な酷なものではない


もっと・・・


「ゼロ」に近いもの


微睡みに芽吹いた夢


居心地のいい儚さが


心を浄化させてくれる




月が夜を連れてくる





私はそんな月の光が好きだ






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ココロ ノ コエ

ココロ ノ コエ

心の声・・・





そもそも心の声は言葉という形にし難い

それを口から出しても本当の心の声とはならない






心とは・・・

脳内の伝達物質と電球も灯せない電気信号で作り出されたバグのようなもの

誤って作り出された産物でしかない





きっと・・・そうなんだ



ココロ ノ コエ




口を噤み・・・

眼を閉じ・・・

そうすれば全てがうまくいく

心というバグが脳という回路で処理できなくなりメルトダウンを起こす

熱された心は体の最下層にしたたり落ち

体という殻の内面を熱く満たしていく

そして冷却水という名の涙を流す




そういう自分が嫌だから

口を噤み・・・眼を閉じるのだ・・・






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認知症の母と俺 16 特別養護老人ホームに移る経緯(7)

認知症の母と俺 16 特別養護老人ホームに移る経緯(7)

認知症の母と俺 16 特別養護老人ホームに移る経緯(7)

認知症の母と俺 15 特別養護老人ホームに移る経緯(6)」の記事から時間が経ってしまい申し訳ありませんでした。

今回の記事でとりあえず「特別養護老人ホームに移る経緯」は終了です。
長文をお読みくださった皆様に感謝します。

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母の手術の経過は良く、手術から半月後には退院できるという話だ。

そしてその通りに半月後に退院となる。
コロナの影響で面会が出来なかったので、この退院の日に母の顔を見た。
元気そうだし車いすに乗りながら足を動かしても痛みもないという事だ。
久しぶりに母の顔を見、話しをした。
元気な母を見て私も顔が綻んだ。
そして特養の迎えの車に乗せられた。
母は私に手を振ってきたので私も手を振った。
一時の安ど感だった。
そして帰りの電車で今後のお金の回し方を考える。

母が退院した次の月の出費がとんでもない。
以前のショートステイの利用料・入院費・・・
再来月に請求される特養の利用料。
入院にあたっての日用品のレンタル料。

貯金は使い果たしその中でのお金のやりくり。
私の生活費もある。
毎日1円単位で出費を考え予定を立てる。
母の事で仕事も休みがちだったので収入がガクンと減る。
元々、節約は心がけていたがここまでお金がないというのはこんなにも苦しいことなのかと痛感する。
目標の三か月後のボーナスが出るまでの我慢と言い聞かせながら人生最大の困難だった。
どうにか請求されるお金をクリアーはしていった。
一つ大きな出費をクリアーする度に気持ちが軽くなる。
そして最後の大きな支払いが済んでボーナスが出て今の生活に戻った。
お金がない恐怖をここまで味わったのはこれまでなかった。

母の骨折に対する不安感んも大きかったが、その後のお金に関しての恐怖感も大きかった。
でも私はまだ幸せなんだろうと思う。
私のように親を施設に預けられることだ。
中には施設代を払えなく自宅介護をしている人達は多くいる。
そして自宅介護をしていれば仕事もままならない。
毎日の自宅での介護をする体力と気力、それは想像ができないほど過酷だと思う。

介護社会という時代はますます困難になってくるだろう。
それを国はどう考えているのだろう。
以前の記事で「負担限度額認定証」の事を書いたが、この制度も改訂され厳しくなった。
毎月の施設の利用料が約2万円高くなった。
この事で施設には預けられなくなった人もいるだろう。
もっと国は介護の事を今以上に真剣に取り組んでほしい。
ましてやコロナが蔓延しているこの状況下での介護というものは過酷さを増すのが現状だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昨年の12月の終わり、今年こそはゆっくりと年末年始を楽しもうと思った。
その矢先の私の心臓疾患でバタバタしてしまった。
だが経過もよく、これで年越しは安心できると思った12/27に特養から電話があった。
母の血圧が下がったという事で病院に連れて行ったという事だ。
その連絡で心臓がバクバクし、そしてまた不安の残る年末年始となった。

今日、特養に連絡を入れその後の母の状況を聞いた。

お母さんは元気すぎるほど元気でよく話し、食事もペロッと食べてしまいます。
血圧も安定しているので大丈夫ですよ。

とのこと・・・

電話に出た特養のスタッフに母に伝言をいいですかと頼んだ。

「いつも元気でいられるよう頑張って!!いつも応援しているからね」とお伝えくださいと。

スタッフはチョッと笑ったような感じで「きちんと伝えておきますよ」と言ってくれた。






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生きるという事・・・

生きるという事・・・

生きるという事・・・

時間が満たされているものほど終着点を曖昧なものとして考える・・・

その終着点というのはもちろん「死」であるのだぞ

人というものは自らの死を成せる生き物

それがどういうものかを分かっているのか

われらは常にその終着点と隣り合わせ

それは人という生き物には分らんだろう

生きるという事はそういうものなのだぞ

「ぬし達は甘いな」と視線で言っているように感じた

--------------------------------------------------------------------------------------------

私は鬱病になって、酷い時は朝起きてまず考えることは自ら迎え入れる「死」であった

その呪縛から抜け出せなく空回りをする人生を何年間費やしただろう

第三者から言わせれば、そんな考えはナンセンスだという答えが返ってくるだろう

しかし心を病んだものにしてみればそれがリアルであり、一歩踏み込めばそれが最終地点になる

人という生き物になったからこその自然淘汰・呪縛・・・

心というものはとても脆い

アスリートが挫折しながらも高みを極める

それとは別次元だと思う

逆を言えばそのことに対し傷を負う

そういう人種もいる

私などはそういう人種なのかもしれない

その行動に「逃げている」という言葉は似合わない

そういう事なのだ・・・

--------------------------------------------------------------------------------------------

そして今回の心臓疾患

過呼吸になり本当に危ないと思った

でもこれで終わりでもいいという気持ちもあった

しかし残された母の事を考える

母を残して・・・

認知症になり全てが浮世離れした思考

そんな母でも根底にあるのは母としての存在

その単純な答えで私は救われた

--------------------------------------------------------------------------------------------

2022/1/13に精密検査を受けた

正常に戻りつつあるとのことで、来週から働きに出ていいという許可が出た

その為に薬の量が若干増えた

だが今の薬で体が安定していれば私にとっては些細な事

いつもの毎日が戻る嬉しさに比べれば

私は仕事に関しては無理をしがちだが、もうそういう歳でもなくなったんだなと思う

若い者にバトンを渡してもいい歳が近くなってきているのだから

これからは見守る器を広げようと努力しようと思う

ご心配をしていただいた方々、有難うございました







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ブログを放置していました・・・

ブログを放置していました・・・

ブログを放置していました・・・


ブログをしばらくの間、放置していました。

母が特養に入った経緯も書こうと思ったのですがなかなか出来ず・・・

その原因は、私の去年の六月頃からの体調不良にありました。

その体調不良は仕事をやっていてもとても疲れやすく、週5勤を週4にしてもらうくらいです。

その時思ったことは「今年の夏は乗り越えられるのだろうか」でした。

何とか夏を乗り越え、残暑の残る秋も乗り越え、どうにか年末に向けてという時期がきました 。

2020年から2021年にかけての年末年始は記事に書いた通り何が何だか分からないくらいしんどかったので、今度こそは穏やかな年末年始を過ごそうと思っていました。

その矢先、2021の11月末に夜中に息苦しくなり、胸の強烈な圧迫感からの過呼吸になり約40分間それは続き、後10分続いたら救急車を呼ぼうと思いました。

私は鬱持ちなので過呼吸になった時はパニック障害にある過呼吸だと思いました。

それもあって、どうにかしないとという気持ちから最後の頼みの綱で精神科からもらっている頓服薬を飲んでみるとその後10分程度で落ち着きました。

次の日に精神科に行き相談し、とりあえず検査をしてみようという事で色々な検査をしました。

そして結果に関して異常があるなら連絡をするという事で家路に向かった途中で病院から連絡が入り至急、循環器科に行くようにという指示が。

次の日に循環器科に行き更なる精密検査をして結果が分かりました。

心臓肥大による不整脈だという事が発覚。

血圧も上が210下が150、血液検査で心筋梗塞になると上がる数値が尋常ではなく高く、心臓の強度も普通の人なら50あるところが35しかない・・・

生きていたという事が奇跡だと言われました。

しかし、即入院という事は避けられました。

そのことに関しては、母の介護の事情などを話し自宅療養で安静にすることを約束した経緯があります。

循環器の先生に6月ころから不調があったことを言うと、無理をしないでその時に診察すればもう少し軽い症状だったのにと・・・

そうなった原因は定かではないのですが、母の介護の事、仕事の事、自分の体は二の次、度重なる不安、そういう生活を8年以上続けていた結果だと思いました。

それから今に至り、今月の13日に精密検査をし、先生と話し合って今後の事を決めることになりました。

循環器科に初めて行った時から3週間は1週間に2回の通院でしたが順調に回復しているという事で、年末年始をまたぐのもあり3週間後の診察となりました。

症状が一番悪い時は寝るときに横になると胸の圧迫感と息苦しさで横になれず寝不足で、顔も誰かわからなくなるくらい浮腫みました。

今はその様なこともなくなったので、今度の検査の結果が出て仕事にも出られればなと思っています。

介護をやっていると、どうしても自身の事は二の次で頑張ってしまう・我慢してしまう、という事になってしまいます。

介護をしている皆さんが倒れたら誰が介護をするのか・・・

皆さんもお気をつけて、頑張らない・我慢しないを心のどこかに置いて忘れないようにしましょう。

母の特養に移行する経緯はあと一記事で終わる予定です。

もう暫くお付き合いください。








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認知症の母と俺 15 特別養護老人ホームに移る経緯(6)

認知症の母と俺 15 特別養護老人ホームに移る経緯(6)

手術当日の朝が来た。
私は電車で病院に向かう。
手術予定時間の一時間前には来てくれという話だ。
私の住まいから実家のある駅まで一時間半はかかり、それから病院まで車で約20分の距離がある。
道中、色々なことを考える。
その中心はもしもの事が中心だった。
母の年齢は85歳・・・その歳で手術をするとは今まで考えすらないことで、ましてや車いす生活で体力もなく、回復力もないだろうと思う。
その条件で手術とは・・・不安ばかりが心に広がる。

今回も特養の看護師さんが付き添ってくれる約束で、病院で落ち合うことになっている。
何度も書くが本当に心強い。
そして入院に関して必要な日用品等も特養で預けている衣類関係等で済むので特養側で揃えて持ってきてくれるという事になった。
これで少しでも節約できたと安心をする。
この特養を選んでよかったと思うことは数え切れず、本当に良かった。

一連の手続きが終わり、後は手術を待つのみだ。
13時からの予定で約一時間で済むという話だったが、終わったのは約三時間後だった。
その後、ドクターから手術を終えての説明があり、きちんと骨はつながり成功したという言葉があり私は安堵した。

手術は無事に終わり気持ちは軽くなったが、その後の入院手続きで私の気になることがあり、そのことを解決するまでは気が緩まなかった。

それは手術後の入院部屋の事だった。
病院側は個室しか空いておらず、個室の値段は破格だった。
そんな値段で一週間入院しただけで破産してしまう。
病院側と交渉する。
払えないものは払えない。
どこにもそんなお金はない。
借金でもしなければ・・・
切実な交渉を続けたが病院側は今は手術がうまくいくかが大切なことであって、その後のことはまた改めて話し合いましょうという事になっていた。

手術が終わり入院予定の病棟に案内される。
暫くすると、この病棟のリーダー的看護師さんが来て入院にあたっての説明をし始めた。
そして矢張り個室しかないという話になり、私は本音で話をした。
そして看護師はこう言ってくれた。
大部屋がないのはこちらの責任でもあり、患者さんの希望に添えないのもこちらの責任であるのだから、今回の個室の利用料は大部屋と同じ利用料にします。
ただ大部屋が空き次第、患者さんは大部屋に引っ越ししていただくようになります。
とのことだった。
私は気が張っていたので、この言葉を聞いたとたん脱力してしまった。

とりあえずは手術も成功し、入院部屋の件もクリアーになりホッとした半面、まだまだ不安はある。
その不安をどう解決していくか・・・
私は改めて不安がつのる中、自宅に帰った。


認知症の母と俺 15 特別養護老人ホームに移る経緯(6)


つづく・・・






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認知症の母と俺 14 特別養護老人ホームに移る経緯(5)

認知症の母と俺 14 特別養護老人ホームに移る経緯(5)

初診で骨折と診断され応急処置でギブスで固定し処置をした。
次の診察は一週間後・・・ギブスだけで良い方に結果が進んでいてくれればと願う。
そして一週間が経った。

先に特養の方に行き母と顔を合わせる。
特養の担当の看護師さんも一緒についてきてくれることになった。
これはとても心強く感じる。
今までは何があっても私一人の判断で決めることの重さを感じていたからだ。
母を特養の車に乗せ私達もその車に乗り出発した。
母は見た目には元気だが、足の角度を少しでも変えると痛みが走るようだ。
病院に到着し先ずはレントゲンを撮ることに。
私一人の時は母をレントゲンなど検査機器に移動し体を乗せる時などは私一人で母を抱きかかえ座らせたり横にさせたりしたもので、これがまた大変だった。
今回は特養の看護師さんがサポートしてくれたので簡単に済んだ。
矢張り一人でというのは限界があるのだなと感じ、今回の特養側のサポートに感謝した。

レントゲンの結果・・・
矢張りギブスでは足が動いてしまい結果以前と変わらずという事になった。
私はドクターに手術をしてくれと意思を伝え、今後のことを話し合った。
この時も特養の看護師さんがいてくれたことで、特養側に説明をする手間が省けた。
そして手術をするにあたって事前に各検査をすることになった。
検査の方は特養の看護師さんに任せ、私の方は手術と入院に関する書類を書くことにした

常々思い、今回のことを照らし合わせると、矢張り一人よりは二人で介護等を分担できるという事は心身ともに負担が減る。
あくまでも決定権は私自身ではあるが、色々なことでの看護師としてのアドバイスが私を助けてくれた。
今回の特養の対応で看護師さんを付き添いでつけてくれたことに感謝をした。



認知症の母と俺 14 特別養護老人ホームに移る経緯(5)


そして手術当日を迎える・・・




つづく・・・





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認知症の母と俺 13 特別養護老人ホームに移る経緯(4)

認知症の母と俺 13 特別養護老人ホームに移る経緯(4)

前回の記事からかなり時間が経ってしまい申し訳ありません。
記事を書くことに集中できなくて放置してしまいました。

ではその後の母のことを書こうとしよう・・・

母が特養に入る日程は2021年一月末に決まった。
これで私も一安心できる状況になる。
金銭面は未だ不安が残るが何とか切り抜けるよう頑張らなければ。

そうした時、特養入居予定2日前にショートステイから連絡が入る。
母が転倒して左足のすねの部分がはれ上がったと。
私は愕然とする。
なぜこのタイミングで・・・
ショートステイのスタッグから詳しい事情を聴くがなんとなく支離滅裂だった。
転倒した本当の経緯が定かではない。
腑に落ちなかったが、今は夜中だったので動くこともできなく少し様子を見ようという事になった。
次の日にショートステイに連絡を入れ現状はどうなっているのかを聞く。
ショートステイの看護師の話だとはれてはいるものの骨折の類ではないとのこと。
私は考え、明日には特養の迎えが来て母を受け渡す。
今バタバタ動いても周りをかき回すだけだと思った。
特養には専属契約をしている総合病院がある。
入居してからその病院で検査をすればいいのでは、という考えに至った。

入居当日、特養の車が母が今までお世話になったショートステイに来た。
特養側が母の様子を見た途端、特養側の数人のスタッフが騒めいた。
この腫れ方は骨折しているに違いないと。

急遽、母を特養に連れて行くより、特養で専属契約をしている病院に検査をしに行く方が良いという決断になる。
病院に運ばれた母はレントゲンを撮り診察した結果、左足のすねの骨がパキッと折れていた。
医師は手術をした方が良いという事だったが、私の動揺した気持ちと、母の年齢で手術はという事ですぐには決断ができなかった。
その日はギブスをして、とりあえず特養に入居手続きをして母を特養に預けた。

一週間後再検査をして今後のことを考えることになった。
私の気持ちと思考はこの時フリーズしてしまった。

私は一人っ子なのでこのような時の判断をすべて私がしなくてはならない。
そのことに大きなストレスを感じてしまう。
それとなぜこのタイミングでと私の心は荒んでしまった。

認知症の母と俺 12 特別養護老人ホームに移る経緯(4)


つづく・・・





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認知症の母と俺 12 特別養護老人ホームに移る経緯(3)

認知症の母と俺 12 特別養護老人ホームに移る経緯(3)

特養に入るための検査を終え認知症外来の診断書が出来るまでは一か月かかるという。
出来上がるまで一か月は長いようにも感じたが、もう12月の中旬であり、私も色々とやる事が山積みなので今年はここまでにしようと思った。
そして正月くらいはのんびりできると思っていた。

その矢先、検査した二日後にショートステイから連絡が入った。
水泡症の症状が悪化しているようだと。
私はホッとしていたのもつかの間、その連絡で愕然とした。
ショートスティ側は至急、皮膚科に診てもらった方がいいという。
水泡ができる事で母は痛みを伴うだろうという心配以前に私は自身の絶望感に心が折れた。
でも、そうしてもおられず、皮膚科に連絡をして診察の手続きをとった。
診察の結果、免疫を抑える薬を増やす事になったのだが、これ以上は薬を増やせないという。
増やすのならば入院が必要だともいった。
私は眩暈がしてしまった。
どうしてこのタイミングでこうなるのか・・・
だが、薬を増やした事で症状は抑えられた。

ショートステイというのは、あくまで人を預ける場所であって、何かしらの病気でその症状が出た時は、家族が病院に連れて行かなければならない。
ショートステイはそれ以上の事をやってくれないのだ。
ショートステイに母を預けてから何年も経過しているが、緊急で呼び出された事は両手の指では数え切れない。
その都度、仕事を切り上げ早退し実家まで向かうの繰り返しだった。
漸く兆しが見えてきた時にこの事態は・・・
自分は何か悪い事を人生の中でやって、その付けが今になって回ってきたのか・・・
もしくは、それが私に課せられた試練なのか・・・
電話の音におびえ、着信がないのに電話の音がする・・・慌ててスマホを見ると着信はない
油断をしていた頃にショートステイからの着信・・・
負の感情だけが先走る。

そして、正月をむかえた。
2021、一月の中旬に認知症外来の診断書が出来上がり特養に送る。
数日後、特養から入居するにあたっての必要書類が山ほど届く。
特養側はなるべく早く提出してほしいとの事で仕事を一日休み書類を書いたのだが、一日がかりだった。
次の日に必要書類を送り、特養側から連絡が入る。
書類がそろったので入居の日取りを決めようという事だ。
私と特養側の予定を照らし合わせ、入居の日取りは一月の最終日となる事になった。
ここまで辿り着くのに何か月もかかり色々な事があったがこれで漸くゴールに近づけると思っていた。

水泡症の方も落ち着き、特養の入居予定日の二日前、ホッとした私にショートステイから連絡が入り・・・新たな事件は起こった・・・


認知症の母と俺 12 特別養護老人ホームに移る経緯(3)






つづく・・・






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認知症の母と俺 11 特別養護老人ホームに移る経緯(2)

認知症の母と俺 11 特別養護老人ホームに移る経緯(2)

事の始まりは2020年の11月だった。
それまではショートステイに母を預けていた。
コロナの影響で母をロングショートステイとして預けていた。
ロングショートにすると月々の支払いは9万円を超す。
この金額は家計にダメージをおう。
貯金を削りながら、どうにかしのいでいたが、それも長続きはしないのは現実的なものだった。
不安が過る。
このままいけばどうなってしまうんだろう?
そればかりを考えていた。
特別養護老人ホーム(特養)には空きが出来次第、入居予約をしていたが、それもいつになるか分からない。
そんな中、特養から連絡が入った。
空きが出来たので入居するかどうか?
私は迷ってしまった。
特養に預ければ月々の支払いは格段に安く済む。
だが、母は長年、ショートステイに預けていたので、環境の変化で調子を崩すのでは、お金の支払いがうまく回るのか・・・
だが、待ってはいられない、早急に特養に入居する事を伝え、特養側も準備を進める事になった。

そういう経緯があったのだが、特養側から準備をするにあたって、今通っている病院の診断書を提出してほしいという。
母は認知症外来と皮膚科に通っていた。
取り合えず病院にその旨を伝える。
認知症外来の方だが、母はここ数か月、細かな検査をしていない。
そのため、診断書を書くにはその検査をしなくてはならないという。
そして、医者の指示で検査をする場合は保険がきくが、飛び込みで検査をする場合は検査料が実費負担になるという事を言い出した。
金額は診断書料が15000円、検査料が3万以上かかるという事。
合わせて4万以上の出費になる。
ただでさえ、家計がひっ迫しているさなか4万円以上の出費は苦しい。
なので特養側に交渉をする。
診断書と検査に必要な金額を伝え、診断書無しでどうにかならないかと。
特養側もその金額に驚いたが、入居するにあたっては、どうしても診断書は必要だと。
私はここで立ち止まっては先に進まないと自身に言い聞かせた。

母はそれとは別に皮膚科にも通院している。
水泡症という病気でもう長年も通っている。
水泡症というのは体に大きな水泡ができる病で、歳をとると体の免疫のバランスが崩れ水泡になるという病気だ。
薬で治療するが、その治療は水泡ができる事を抑えるだけで、そもそもの原因を治すという事ではない。
そしてその治療薬の中には免疫を抑える薬もあり、風邪などもかかりやすくなるという事で、私は気が気ではなかった。
そして皮膚科に特養側で診断書の提出をされたむねを伝えた。
病院側の提案で診断書は料金が高くなるという事で診断書ではなくランクの低い文章を提出しても診断書の代わりにはなるという事を言ってくれた。
そしてその書類が私の手に届く。
出費は数千円で抑える事が出来た。

そして認知症外来の方で検査をする日程を決め、診察をする事になる。
診察は約半日がかりで終わった。
母は足腰は自立で立てず、車いす生活だったので色々な検査をする度に介護が必要になる。
私はドッと疲れてしまった。
そして母も疲れただろうと思った。
そして予想通り、検査と診断書料を合わせ4万以上の出費になる。

私は遠距離介護をしていた。
母の事で事ある度に仕事を休み、そして収入は減る。
そして母の通院やらでどんどん出費がかさむ。
この負の連鎖に対して私は精神面でも肉体的にも疲れ果てる毎日だった。

認知症外来の検査が終わりホッとした矢先にショートステイから連絡が入る。
母の水泡症が悪化し体のいたるところに水泡ができ始めたという。

私は愕然となった。


認知症の母と俺 11 特別養護老人ホームに移る経緯(2)





続く・・・






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煌Kirameki2015千本公孫樹ライトアップ フォトコンテスト グランプリ

煌Kirameki2015千本公孫樹ライトアップ フォトコンテスト グランプリ

タイトル 雅

煌Kirameki2015千本公孫樹ライトアップ フォトコンテスト グランプリ

市で行られる年末イベントで神木の銀杏をライトアップし、その下で楽器などの演奏をする。
そのイベントを写真に撮りフォトコンに応募するという。

私のカメラはNikon D7000。
発売当初に買った物だが今では時代遅れのカメラ。
撮影はライトアップしているとはいえ、暗い。
高感度撮影には適していないが、感度を怖がらずに上げ撮影しようと思った。
神木という事で雅楽の演奏するシーンが最も適しているだろうと撮影しグランプリを頂いた。
グランプリになると次の年のこのイベントのポスターに使われる特典が得られる。
次の年の年末、私の撮った写真が使用され街中にポスターが貼られる。
それを見て、なんか嬉しいような恥ずかしいようなw
ポスターを見ると感度を上げた事でノイズが出ていた。

煌Kirameki2015千本公孫樹ライトアップ フォトコンテスト グランプリ 2

この頃からカメラメーカー各社はフルサイズ・高感度をうたった機種を出し始めた。
そういうカメラに興味はあるが特に買い換えようという気持ちは生まれなかった。
使い慣れたカメラが最高のポテンシャルを出すという事、今でもD7000はパートナーとなっている。
私にとってはとてもバランスの取れた最高のカメラとして今も手元にある。






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PHOTOHITO 第14回フォトコンテスト「春色」 ルーキー賞

PHOTOHITO 第14回フォトコンテスト「春色」 ルーキー賞

タイトル  零れ櫻

PHOTOHITO 第14回フォトコンテスト「春色」 ルーキー賞

運営側からのコメント

2017年3月21日~2017年4月2日に開催した第14回フォトコンテスト「春色」は、応募枚数5,564枚と沢山のご応募をいただきました。ご応募いただいたみなさま、誠にありがとうございました。
受賞作品の選考はPHOTOHITO事務局にて行いました。最優秀賞・優秀賞を受賞された作品には選考理由を記載させていただきましたので、ぜひあわせてご覧ください。

総評
第14回フォトコンテスト「春色」への沢山のご応募、誠にありがとうございました。
春爛漫な作品から冬から春へと季節のうつろいを感じさせてくれる作品まで、ひと足はやくさまざまな"春色"を感じさせていただきました。今回はやはり風景や花をとらえた作品が多かったですが、冬眠からの目覚めや「春眠暁を覚えず」といった様子をとらえた作品なども目をひきました。これからが春本番!またみなさまの作品に出会えますことを、心より楽しみにしています。


私は花の写真を撮る事がとても苦手です。
特に自然に咲いている花は皆無です。
何故なんだろうという理由はいくつかあります。
一番の理由は、花を撮っている人が多いという事です。
どんな角度、どんな露出、もう出し尽くされている感があります。
「自分らしさ」を表現するのにとても苦労をします。
どれも真似事のようにみえてしまいます。
そこを掘り下げて研究するというのもいいのかもしれませんが、花に対して、そこまでの熱意がありません(苦笑)
ところが花屋などで売っている花などをテーブルフォトとして撮る事にはそんなに苦痛は感じません。
何故かというと、これにもいくつかの理由があります。
今回のフォトコンのテーマは「春色」、自然に咲く草花を投稿する人が多かった。
本来ならば街のスナップなどでも春色を表現することが出来たのだが、どうしても桜にこだわってしまった。
試行錯誤の末に撮ったのがこの写真。
この写真が評価をもらったことは嬉しかった。

「ルーキー賞」というのはPHOTOHITOに登録して一年未満はこの賞になってしまうという事だ。
ちょっと腑に落ちないが、まぁ、いいか(苦笑)






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Studio Graphics第10回「静と動」フォトコンテスト グランプリ

Studio Graphics第10回「静と動」フォトコンテスト グランプリ

タイトル  流れる者 とどまる者

Studio Graphics第10回「静と動」フォトコンテスト グランプリ

審査員 薮田織也/柴田誠/高崎勉

総評

今回もご応募いただいた作品のいずれもが大変な力作ばかりでした。
美しく魅力的な作品が多数あったのですが、コンテストのテーマに沿っていると思えた作品は残念ながら多くはありませんでした。
自由テーマであればグランプリに選びたいと思える作品がたくさんあったのですが……。
また、作品自体の実力は大変高いと感じるのですが、タイトルやステートメントの訴求力が全体的に大変不足しています。
写真作品は画だけで語るものではありません。加える文章にも力と愛情を注いでいただけたらと思います。

審査員のコメント

行雲流水のごとく一所にとどまらずに流れ流れて修行する僧侶を、行雲流水を略して雲水と呼びます。タイトルから判断すると、雑踏の中にじっと立ちすくむ 1/8 秒のシャッタースピードにもブレない托鉢の雲水と後ろを足早に過ぎていく群衆とが「静と動」を表わしているのだと思いますが、しばらくして雲水の存在だけで「静と動」が見て取れることに気づきます。構図は少し甘いですが、今回のテーマをより掘り下げた作品だと感じグランプリとさせていただきました。


私の感想・・・

これは撮った出しで無修正です。
私の場合、何かしら弄ってしまうので、私にしてみれば珍しい写真なのかもしれません。
それが評価されたことは私にとって、初心に戻れと言われているような感じがします。
このコンテストは毎回、辛口なのでどんな評価をもらえるか楽しみにしていました。
私的には、審査員のコメントに書いてある事まで掘り下げてはいなかったので、これからはそういう事も考えながら撮ろうと思った次第です^^;






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デジタルカメラマガジン 2013年5月号 ナイスショットナイスショット部門特別賞

デジタルカメラマガジン 2013年5月号 ナイスショットナイスショット部門特別賞

タイトル  PSYCHO

デジタルカメラマガジン 2013年5月号 ナイスショットナイスショット部門特別賞

選者(鶴巻育子 先生)からのコメント
<ナイス 夢に出てくるで賞>
丸い穴に目、そして鍵の組み合わせが不思議です。「日常のなかの恐怖」とだけ説明があり、この目は誰なのかもわかりませんが、とても怖くて不気味。だけど、気になる作品でした。強めにコントラストをつけた仕上がりがこの状況に合っています。

【+ワンポイント!】あと一歩下がった距離からの撮影だと、いい空間ができたと思います。特に丸い穴の上がきゅうくつに感じました。




私の感想・・・